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12/30/2003

戦後の審判

戦後の審判  (キクのHP

「或る捕虜収容所の所長が捕虜虐待の罪で重い刑罰を受けた。 彼はアメリカ人捕虜によって『腰が痛いと訴えたら体中に針を刺され、 タバコの火を押し付けられるという拷問を受けた』・『空腹を訴えたら 腐った豆と木の根っこを食べさせられるという虐待を受けた』と訴えら れたのである。彼は実際にはアメリカ人捕虜に対して針灸治療を施し、 納豆とゴボウの煮付けを食べさせたに過ぎないのだが・・・」。 この話しは、なんかテレビで見たような気がします。
■都市伝説を集めたページに鍼灸関連の話がありました。この話ですが、たとえ痛くても熱くても、腰痛が治れば捕虜にも納得してもらえるはずだし、審判の過程で治療を行ったのだという申し開きができるはずなので、ちょっとおかしい。
■話の真偽はさておき、いまやアメリカでも鍼灸治療は市民権を得つつあると耳にします。すでに上記のような都市伝説は成り立たなくなってきました。 アメリカよりも、かえって日本の方が鍼灸治療に対して拒否的なのではないかとさえ思います。マッサージ・指圧・エステなど手技系の癒しサービスのニーズは旺盛なようですが・・・。

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Comments

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。と言ってもここへ来たのは初めてでした。
さてこの話の元ネタを私は医道の日本でも読んだことがあります。確か「泣いて馬謖(ばしょく)を斬る」という題で、捕虜収容所で病気(腰痛かどうかはおぼえてません)の米兵に灸をしたというところまではほぼ同じです。でもここからがちょっと込み入ってます。
その時移動中かなんかでたまたま艾がなかったので、シャツをちぎって代用したらしいんです。裁判で問題になったのはこの点でした。
灸が治療行為だというのは認めるが、シャツでやるのはどうなんだということになりGHQから呼び出されたのが、あの代田文誌だったんですな。彼がそこでさんざん迷ったあげく下した答えが、「本件の行為は灸治療ではない」だったのです。当然被告は有罪。しかし彼の決断はその後の鍼灸界を守るために「泣いて馬謖を斬る」苦渋の決断だったのだと、そこには書かれてました。まあこのあたりちと納得しかねる方も多いとは思いますが、そういう事実はあったわけです。
それと「ゴボウ事件」は子供のころに親父からよく聞かされましたが、真偽のほどはわかりません。

Posted by: のじり鍼灸指圧院 | 01/05/2004 01:23 AM

>野尻先生
あけましておめでとうございます。

代田文誌の実話だったんですか。ためになります。
親切があだになってしまったんですね。
いつもながら野尻先生の広範な知識には驚かされます。

ゴボウについては、
http://www.takushoku-hc.ac.jp/soma/soindex/gobou.htm に

キク科ゴボウ属の植物は、ヨーロッパからアジアにかけて、6種類存在します。しかし、葉柄や根部を食用に出来るのは一種類だけです。ゴボウの野生種は欧州北部、シベリア、中国東北部に広く分布しますが、食用として利用しているのは、日本だけです。

とありますので、日本以外ではゴボウを木の根と認識していてもふしぎはありません。本当のところはどうなんでしょう。

Posted by: 渉雲堂 | 01/05/2004 01:43 AM

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