雨乞いの儀式
「雨降れ」と企業幹部らが祈雨祭 徳島・長安口ダム(画像あり)
ダム堰堤(えんてい)には、祭壇のほか、杉の丸太とヒノキの葉を積み重ねた高さ約2メートルの護摩壇が組まれた。神職と降雨を祈願して点火。炎と煙が激しく燃えさかる中、すげ笠にみの、赤ふんどし姿の地元町議3人が昔ながらの雨ごい踊りを奉納した。
雨乞いというのはもともと時の権力者の依頼によって、密教僧・陰陽師・呪禁師・巫女・神官などが行なっていたものである。
さいきん読んだ、小松和彦氏の「日本の呪い」という本によると、古来より日本では目に見えない「ケガレ」が天変地異・疫病・戦乱などの原因と考えられ、何か悪いことが起こった時はケガレを祓うことによって、害悪を取り除くことが権力者に期待されていたそうである。
今回の徳島の渇水を起こしたのも「ケガレ」が原因で、それを祓うために儀式を行なった、ということになろうか。
その本にはさらに、
朝廷がこうしたさまざまな「祓い」儀式を執り行なった背景には、自分たちこそが天下の支配者であり、天下に生じた国家を脅かす「ケガレ」を、自分たちが主催する儀礼によって見事に「祓う」事実を広く知らしめる目的もあった。
と述べられている。上記ニュースの雨乞いは、朝廷ではなくて地方企業と町議会議員という、比較的小規模な権力者が主催しているわけだが、雨乞いという昔ながらの民衆支配の舞台装置がいまだに生きて機能している事実が興味を引いた。









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